教室だより
札幌医科大学
佐々木 恒臣
1
1札幌医科大学
pp.190
発行日 1967年2月20日
Published Date 1967/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200112
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札幌医科大学は,昭和20年に発足した北海道女子医学専門学校を前身とし,昭和25年に大学に昇格し現在にいたつている。従つて本年で,開学以来わずかに18年目にすぎない。この間,皮膚泌尿器科教室は,3人の教授を迎えている。小室秀一郎教授は,昭和25年就任し,26年に退職された。外塚岩太郎教授は,昭和26年就任,30年9月外来患者診療中に脳出血の発作にみまわれ,数口後に逝去された。高井修道教授は,昭和31年就任,現在にいたつている。小室教授,外塚教授は,各分野ですぐれた業績を上げ,教室の歴史をかがやかしいものにしておられるが,今は割愛し高井教授就任以後のことについて述べたい。
昨年は,高井教授が東大より赴任以来,10年目にあたり,9月30日,札幌パークホテルで行なわれた10周年記念祝賀会は,市川篤二先生を始めとして,多数の来賓を迎え盛大に行なわれた。教室員としてこの祝賀会に加わり,その盛会をまのあたりにみて,教室の発展を思い感激し,また発奮せざるを得なかつた。
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