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診療補助業務—眼でみる病院の設備とはたらき(8)
橋本 寛敏
,
滝野 賢一
pp.35-41
発行日 1954年10月1日
Published Date 1954/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200877
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病院には,医師が行う診療の補助として,医師以外の病院職員が行う業務がある。これが,たとえ不完全であつても,病院医療はやれるので,忘れられがちであるが,もし管理者がこの方面に特に考慮を払つて,業務を改善すれば,病院医療は好調となり。著しい力を増す。又患者にとつては病院が親しみ易い,居心地のよい場所となる。
診療補助業務は何々かと言えば,医師以外の病院職員が日々行う仕事はすべてそれだとも考えられるが,茲では,医師以外の職員が,医師の配下にあつて介補するのではなくて,診療を助ける意味で医師と協力はするが,自主的に,患者或はその関係者に直接に働きかける仕事を指すことにする。このような意味での診療補助業務の第一は,看護であるが,これについては既に述べた。病室看護婦以外の職員(多くは婦人)が行う補助業務について茲では述べる。
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