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完全看護への道程—国立小倉病院
尾村 偉久
1
1厚生省国立病院課
pp.47-51
発行日 1954年5月1日
Published Date 1954/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200815
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まえがき 本稿は福岡県にある国立小倉病院が約700名の入院患者と,約500名の外来患者を擁し,戦時の木造仮設的な,散在病棟から出来上つている最も不能率な配置にある病院を,全職員の苦心と,患者並に関係者の協力によつて,一挙に宗全看護の態勢を確立した苦心談である。恐らく我国の相当数の病院は,本病院と五十歩,百歩の粗末な,能率悪く出来ているものが多いが,それらの病院の,完全看護実施計画について参考となれば,小倉病院の苦心に対して,何よりの名誉であると思う。
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