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血液銀行
東 陽一
1
1日赤中央病院
pp.4-7
発行日 1951年4月1日
Published Date 1951/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200302
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シヨツクや大出血に對して大量のプラスマや血液が何よりの妙藥であることの理論は吾々日本人も昔からよく了解していたのである。それにも拘らず一般的には實際效果を示す例が甚だ稀であつたのは何故であろうか。その答は簡單である。
即ち「輸血(プラスマ注入も含む)に伴う副反應が多く,かつひどいために大量の輸血が出來なかつた」ことによるのである。
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