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病人の出向く町—醫學中心地であなたは何を豫期するか
デエビス ローダ・メイ
,
森島
pp.34-36
発行日 1951年3月1日
Published Date 1951/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200292
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私の訪問をうけた醫師の顔が曇つた。私共はあなたがアヂソン氏病にかかつているのではあるまいかと思う。それはどういうことか知つていますか?
そこで私はどういうことか知つていますと答へた。ここ數週間,私は私のかかりつけの醫師が私が副腎腺の重篤な損傷をしていやしまいかと種々檢査をして居つたことを怪しがつていました。又最近アヂソン氏病の3分の2は副腎の結核であり,其診斷がつく迄は檢索をし,もしそうなら此上3年以上は生存することは出來まいと云われました。然し最近の醫學は先に一旦死とされたものでも救命的の治療の方法が開かれれていると。
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