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衞生設備リノリューム
小早川 龍男
1
1東洋リノリユーム株式会社
pp.48
発行日 1950年11月1日
Published Date 1950/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200233
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(1)吾国の衛生設備は戦前より一般的関心が欠如し,外国よりの訪問者により度々その不完全の点を指摘せられて居る処であるが,GHQの厳格な注意により戦後甚だしく改善せられたととは,誠によろこばしい次第である。
然し乍ら政府は豫算不足との理由に依り,衛生設備に重点を置くに至らず,現在迄遷延せられていることは誠に遺憾の次第である。之も要するに従来の日本人の衛生に対する感覚の鈍さによる処多き次第で,今後の絶えざる指示をあおぐ次第である。
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