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医師公務員等の職階制/社会保障制度試案成る
pp.40-41
発行日 1950年8月1日
Published Date 1950/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200191
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医員は16職種に分類
国家公務員の職階制に関する法律は先刻公布,即日施行されたが,この職階制のうち国立の病院(厚生省関係のみならず逓信病院,鉄道病院等も含む)療養所,診療所,研究所(公衆衛生院を含む)等に勤務する医師,歯科医師,薬剤師,看護婦等に適用する職階制に就て人事院ではさきに厚生省及び関係方面の意見を徴收して検討中であるが,此の程医学職群の32の職種,能,職役の名称及び職級明細書案が決定した。
之が実施されると現在使用されている厚生技官,逓信技官,鉄道技官等の1級乃至3級の名称は廃止され,所管官庁の種類に拘らず全て一律に職種によつて医員であれば1級内科医員,2級外科医員,3級一般医員等の名称が呼ばれることになる。又左記の如く此の職級は職種によつて1級乃至5級に分けられているが,此のうち医員は16種類に分類されており,検疫,法医学,癩科及び研究の5級を除き,全て4級制である。なお,病院長は別に「病院管理」という職種に分れており,3級に区分される。
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