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病院營繕係の經驗—特に給湯と洗濯の苦心
木谷 平次
1
1聖路加国際病院営繕課
pp.40-43
発行日 1950年3月1日
Published Date 1950/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200111
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1 私の病院の再編成
昭和20年に米軍の病院として聖路加病院が接收された時,我々職員一同も解散の手続がとられたが,法人組織が解散したのではなかつた。其の間に病院の首脳者側では小さくても聖路加国際病院としての奉仕を続けたいとの計画が進められ間もなく東京都の好意ある計らいにより都立整形外科病院を借りる契約が成立し70余名の職員が再編成されたのであつた。
以上の組織の中に含まれた職員は,医師,看護婦をはじめとして,各自が自分の専門とする特技のみに依らず協力と融和に依つて結ばれ設立当初からの当院の目標たる「神の栄光と人類福祉の為めに」向つて再出発を始めたのである。
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