グラフ
Think Positive Think Patient—北里大学病院 医療の質・安全推進室
pp.735-738
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200001
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■新病院移転を機に
「患者中心の医療 共に創りだす医療」を理念に掲げる北里大学病院は2014年5月に新築移転した.「患者中心の医療」を具現化する象徴として,1階の正面入り口からすぐの場所に設置された「トータルサポートセンター」は,入退院支援をメインに患者相談業務を一手に引き受ける.同じフロアには吹き抜けの明るい空間が広がり,カフェスペースに隣接して患者の学習を支援する「けやきサロン」が設けられ,外来の順番を待つ患者や見舞客,地域の人々が寛ぐ憩いの空間となっている.
「共に創りだす医療」は,大学病院の使命として患者と一丸になって最先端の治療に挑戦することはもちろん,医療安全のパートナーとしての協力を呼びかける.「安全な医療を受けるために」「静脈血栓塞栓症について」「抗がん剤点滴治療を受ける方へ」などのリーフレットを作成したのはインシデント・レポート(以下,レポート)の分析結果を踏まえて発足した各ワーキンググループであり,それを支えるのが「医療の質・安全推進室」だ.
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