特集 医療計画はこう変わる
地理情報システム(GIS)を用いた医療提供体制の評価
石川 ベンジャミン光一
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1国立がん研究センター がん対策情報センター がん統計研究部 がん医療費調査室
キーワード:
医療圏
,
診療圏
,
人口
,
アクセシビリティ
,
DPCデータ
,
地理情報システム
,
GIS(Geographic Information System)
Keyword:
医療圏
,
診療圏
,
人口
,
アクセシビリティ
,
DPCデータ
,
地理情報システム
,
GIS(Geographic Information System)
pp.705-708
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102609
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医療法第五章「医療提供体制の確保」では,「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保」を図るための基本的な方針を厚生労働大臣が定めた下で,都道府県が「基本方針に即して,かつ,地域の実情に応じて,当該都道府県における医療提供体制の確保を図るための計画」を定めるものとされている.そのため,医療提供体制の評価にあたっては「医療の質および適切さ」「効率性」「地域の実情への適合性」の3つの軸を基礎として,具体的な指標を展開していくことが重要である.
本稿では,このうち第3の軸である「地域の実情への適合性」について,地理情報システム(Geographic Information System:以下GIS)を用いて評価を行うアプローチについて論じる.
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