連載 決算書類を読みこなす・3
経営分析(前編)
牧 健太郎
1
1牧公認会計士・税理士事務所
pp.238-241
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102484
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■経営分析の入口
決算情報を使った経営分析結果を読み取るためには,決算書を図でイメージすることが大切です.まずは貸借対照表と損益計算書の視覚イメージを改めて確認しておきましょう(図1).
貸借対照表は,一定時点の財政状態(ストック情報)を「資産」「負債」「純資産」という3要素で表現します.資産や負債を表示する際には,資産を「流動資産」と「固定資産」に,負債を「流動負債」と「固定負債」に区分することにより,流動資産と流動負債のバランス(流動比率:詳細は後述)等の有用情報を決算書類の利用者に伝えることが可能になります(表1).
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