グラフ
印西市立印旛医科器械歴史資料館
pp.505-508
発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102297
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浅草から快速列車で約40分(普通列車で約1時間),北総線・印旛日本医大駅から徒歩1分の所に,歴史的な医科器械を収集した「印西市立印旛医科器械歴史資料館」がある.本資料館は1974年日本医科器械学会(現・日本医療機器学会)創立50周年記念事業として構想された.第50回学術大会長・青木利三郎氏は,医療機関の整備拡充により古い器機が廃棄処分されていく中で,それらの保存の必要性を強く感じ,全国の病医院等を行脚して収集した.そして1977年に埼玉県春日部市で「青木記念館」として開設した後,2007年4月に現在地へ移転.復刻された江戸時代の器具等も含め,所蔵資料は9000点を超える.医科器械を通じて当時の診断・治療の様子がわかることは後世の役に立つという熱意の賜物が本資料館である.
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