特集 医療計画と二次医療圏の今後
―「医療計画」「二次医療圏」「救急医療体制整備」をどのように考えるか―長野県
長野県 健康福祉部 医療推進課
pp.857-859
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102134
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■「医療計画」
1.医療計画策定の状況
本県では,昭和62(1987)年以来4次にわたる「長野県保健医療計画」を通じて,県民が「いつでも」「どこでも」「等しく」保健医療サービスが受けられる体制整備を目指して取り組んできたところであるが,少子高齢化の急速な進展,生活習慣病患者の増加,医療技術の高度化など,医療を取り巻く環境が大きく変化している中で,平成20(2008)年3月に策定した「第5次長野県保健医療計画」では,県民に安全で質の高い医療を提供するため,医療従事者の養成・確保に重点を置くとともに,医療機関の機能分担と連携によるネットワーク化を推進することとしている.
なお,計画の具体的推進とその進行管理のために,数値目標を含め目標を設定し,計画の進捗状況については,平成21(2009)年度以降毎年度,確認・評価を行い,長野県医療審議会に報告しており,現在までのところ,多くの項目において比較的順調に計画が進捗している状況である.
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