連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・60
原爆被害者相談員の会とMSW
三村 正弘
1
1原爆被害者相談員の会
pp.624-626
発行日 2011年8月1日
Published Date 2011/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102072
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長年,広島でMSWを行ってきた者にとって原爆被害者問題は,切っても切り離せない課題である.被爆者とともに歩んでいくなかで,クライエントへの視点や援助技術を学んだだけでなく,筆者の人間としての成長に深く関係していると思っている.
現在も「原爆被害者相談員の会」には,広島で働く若いMSWが,被爆者証言のつどいの企画・運営,被爆者の自分史づくりのサポート,原爆症認定申請や原爆介護手当などの被爆者相談,原爆症認定裁判での陳述書作成や調査活動に,専門ボランティアとして参加している.そして,そこで実践し学んだことを,同会の機関誌『ヒバクシャ』に載せたり,病院などにおけるMSWの日常業務に活かしている.
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