連載 デザインの力・6
多様性としての障害
山本 百合子
1,2,3
1日本ロービジョン学会
2日本人間工学会
3国際ユニヴァーサルデザイン協議会
pp.406-407
発行日 2010年6月1日
Published Date 2010/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101700
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多様性の形
聴覚障害
医療機関を訪れる人の状態は多様である.一時的なもの,長期にわたるものなどさまざまであるが,物理的な状態としては,歩けない,見えない,聞こえないなど「障害」と呼ばれるものと似ている.こうした多様性に配慮したユニバーサルデザインは,障害を持つ人の不便さを改善するとともに,多様な状況にある多くの人にとっても役立つものとなる.
今月号では聴覚障害に注目して人の多様性に対する配慮を考えたい.
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