グラフ
社会人としての人材育成が人材確保への近道―山形市立病院済生館
pp.473-476
発行日 2008年6月1日
Published Date 2008/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101200
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山形市立病院済生館は1873年に民間病院として創立.翌1874年に山形県公立病院となり,1879年には太政大臣三条実美により「済生館」と命名された.その後いったん民間病院となったが,1904年に市立病院となり,以後,100年以上にわたり地域の中核病院として機能してきた.1992年には施設の全面的な改築が行われ,地下2階,地上11階の現在の姿となっている.
今回は,地方都市の自治体病院が医療の質と市民の信頼を維持しながら,どのようにして人材を確保しているのか,に焦点を当てながら山形市立病院済生館(以下,済生館)の取り組みを紹介する.人口流出や高齢化といった問題を抱える地方都市においても,やはり最先端の医療の提供と職員への就労支援,教育の充実が,人材育成・人材確保の打開策として1つの可能性を秘めていると感じられた.
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