特集 事務職員の採用とキャリア形成
日本精神科病院協会 学術教育研修会「事務部門」概要と実績
松田 ひろし
1,2
1社団法人日本精神科病院協会 学術研修特別部会
2柏崎厚生病院
pp.235-237
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101142
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日本精神科病院協会(日精協)は長年にわたり会員病院職員の資質向上のために学術研修を最重点事業の1つに位置づけ,精力的に研修会活動を行ってきた.その活動の基本的な考え方は後に倫理綱領として制定されている(表1).
研修会の歴史
研修会の歴史は昭和42年に遡る.昭和42年当時は精神医療の混乱期で,また精神科病院の不祥事もあり,それらがマスコミに大々的に取り上げられ政治的問題にまでなっていた.そのような厳しい状況下,精神科病院の質の向上を目的として,その職員の学問的かつ実践的な研修の場および交流の場が日精協内外から必要であるとされた.そして昭和42年からの試行的期間を経て,昭和45年に精神病院技術者研修会が正式に発足した.
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