特集 検証 平成16年度診療報酬改定
改定をどう受け止めたか
日本精神科病院協会
平川 淳一
1
Junichi Hirakawa
1
1医療法人社団光生会平川病院,日本精神科病院協会医療経済委員会
pp.824-827
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100899
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精神科は,平成11年度の精神保健福祉法の改正によって,精神保健指定医業務の大幅な増加や,精神保健福祉士の国家資格化がなされたが,過去2回の診療報酬改定においては,全く評価されないまま5年間が経過した.そのような中で,今回の改定では精神科医療が重点課題の1つとなり,大きな期待をしたところであった.しかし結果は,指定医業務や退院促進のための新規項目が加わったが,ゼロ改定の中,実際の運営コストを賄うだけの正当な評価には至らなかった.ここにその要旨を示し,当院の影響を加えて報告する.
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