特集 医療に求められるイノベーション
なぜ小児科医は子どもだけでなく働く親を救わないのか?―病児保育の新たなモデルによる「ソーシャルイノベーション」
駒崎 弘樹
1
1NPO法人フローレンス
pp.126-130
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101116
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これをお読みの医療関係者の方はおそらく「病児保育」という言葉を聞かれたことがあろうと思う.子どもが風邪をひいたり熱を出した時に保育所は預かることができない.そこで保育所に代わってこどもをケアするのが,この病児保育である.
本稿ではこの病児保育と,病児保育の新しいモデルを「社会起業」し,われわれの社会が病んでいる病(社会問題)の解決をする,「ソーシャルイノベーション」についてお話したい.そして願わくばこの戦線に,1人でも多くの医療関係者の方々に参戦していただきたく,未熟な筆を取った.
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