病院めぐり
大阪府済生会中津病院泌尿器科
木浦 宏真
pp.363
発行日 1998年4月20日
Published Date 1998/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902334
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大阪府済生会中津病院は,大正5年に「済生会大阪府病院」として北区中崎町に開院,無料診療を開始した。大正7年に附属看護婦養成所(現大阪府済生会中津看護専門学校)を併設。昭和10年に元府立北野中学校跡の現在地に移転し,昭和13年に「大阪府済生会中津病院」と改称した。
医療改革によって,戦後は貧困患者のみならず一般患者も診療する総合病院となり,大阪で焼け残った主要病院の1つとして,モデル診療や救急,あるいはインターン研修病院として活躍した。昭和24年に附属乳児院,昭和27年に肢体不自由児施設の大阪整肢学院を創設した。昭和57年6月の中棟の完成により病床数は606床に,引き続いて昭和61年3月の東棟の完成により病床数は778床となる。平成2年4月には厚生省臨床研修病院に指定され,西棟の完成により,医学的リハビリテーション,大阪乳児院,附属看護専門学校の移設,新しい施設として中津特別養護老人ホーム「喜久寿苑」,老人保健施設「ライフケア中津」も開所した。平成5年には旧乳児院跡に温泉が湧き,「済生の湯」と命名された。
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