特集 躍進するアジアと病院戦略
フィリピン人看護師候補者の適正かつ円滑な受入れ
野﨑 慎仁郎
1
1社団法人国際厚生事業団 支援事業部
pp.926-928
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101055
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日比経済連携協定(以下,協定)に基づくフィリピン人看護師(候補者),介護福祉士(候補者)受入れ枠組みにおいて,社団法人国際厚生事業団(以下,事業団)は,日本で唯一の受入れ調整機関(あっせん機関)として,フィリピン側の送り出し機関〔フィリピン海外雇用庁(以下,POEA)〕と連携し,日本国内の受入れ機関を対象とした紹介あっせん業務を一元的に実施する予定である.
本稿では,本協定に基づき入国するフィリピン人の中で,特にフィリピン人看護師候補者(以下,フィリピン人)の受入れに関心がある受入れ機関(日本国内の医療法人,社会福祉法人等の公私の機関)の方々を念頭において,あっせん手続きの流れ(図)や受入れにあたっての留意点などについて説明する.なお,本稿の事業団のあっせん業務は,フィリピンの上院で協定が批准された後に開始されるものであることをご理解いただきたい.
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