特集 躍進するアジアと病院戦略
小倉記念病院における海外患者治療の実態と今後
延吉 正清
1
1社会保険 小倉記念病院
pp.908-909
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101050
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病院の概要と歴史
小倉記念病院(図)は大正5(1916)年6月木造モルタル2階建の120床より始まる.昭和23(1948)年1月より現在の社会保険小倉記念病院の形で内科,外科,小児科,皮膚泌尿器科,婦人科,眼科,耳鼻咽喉科,歯科の総合病院として北九州の地域医療の中核病院として機能している.その後,昭和26(1951)年整形外科,昭和37(1962)年麻酔科,昭和44(1969)年放射線科,昭和54(1979)年より心臓血管外科,循環器科を開設し,同年4月より心臓病センターが稼働した.昭和63(1988)年3月からは外国医師臨床研修修練施設に指定され,中国,台湾,韓国,ベトナム,エクアドル,エジプト,ポルトガル等から医師を受け入れ,技術指導を行っている.
現在,病床数658床で小児科,産科の周産期を除く20の診療科を配備し,医師139名,看護師558名,医療技術者143名,事務100名などの計1,017名の職員より構成されている.平成10(1998)年より救急医療に重点を置き,緊急入院患者の受け入れのため38床の救急病棟,13床のICU,20床のCCU,13床のSCUを持ち,24時間断らない医療を実践している.
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