グラフ
病院移転作戦の成功—社会保険小倉記念病院
pp.13-17
発行日 1971年6月1日
Published Date 1971/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204331
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病院は繁華街の中央にあるべきだろうか.交通は便利かもしれないが,騒音・排気ガス・スモッグにおそわれる.また敷地は狭く,医療の進歩を取り入れるには施設が不十分となってくる.この悪条件を切り捨て,新しい土地に新しいアイディアを生かした病院を建てた——それが小倉記念病院である.
良い環境で,高い水準の医療を提供し,そして地域社会の健康管理も担当するという理念のもとに,従来の敷地の約5倍の土地に,地土9階地下1階の病院(550床)が建設された.50余年の歴史をもつ旧病院が売却され,70で年代の発展を期待される新病院は,昭和45年11月から診療が開始された.そのとき入院患者の計画的な移転が成功したことも注目されたのであった.(北九州市小倉区貴船町1 副島謙院長)
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