特集 病院空間とまちづくり
【コンパクトシティ事例】
―青森県青森市―コンパクトシティと医療施設立地
山本 恭逸
1
1青森公立大学経営経済学部
pp.842-846
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101033
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戦後復興,さらに高度経済成長を突き進む中で,都市近郊の農地をつぶしては宅地開発を進め,市街地が拡大するという光景が全国至る所に見られた.都市の外延的拡大である.戦後日本の郊外化の推進力となったのは,なによりも人口増加という圧力であった.
市街地拡大の推進力となったもう1つの要因は,モータリゼーションの普及である.といっても,これは地方圏での話で,大都市圏では鉄道会社による新線建設と沿線開発とが同時に行われてきた.このことはまた,公共交通の水準が大都市圏と地方圏とでは大きく異なることにもつながった.
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