特集 どう対応する 医事紛争時代
医療者のホンネと悩みホットライン
山口 育子
1
1NPO法人ささえあい医療人権センターCOML事務局
pp.496-499
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100957
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変遷を遂げてきた患者側の意識
医療者の本音や悩みを届けてもらおうと,2006年10月に「医療者のホンネと悩みホットライン」を開設しました.COMLでは患者・家族からの相談を17年にわたって受けつけてきましたが,まさか医療者からの相談を受けつけることになるとは,数年前までは想像もしていませんでした.
患者が自立し,成熟して主体的に医療に参加することが必要.患者と医療者が対立するのではなく,協働して医療を築いていくためには,よりよいコミュニケーションづくりを――.そう願って,COMLは1990年に活動をスタートしました.その間,医療を取り巻く環境はめまぐるしく変化し,患者の権利・コスト意識は高まり,情報も溢れんばかりに入手できる時代になってきました.
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