特集 検証 平成16年度診療報酬改定
改定をどう受け止めたか
日本病院会
池澤 康郎
1
Yasuo Ikezawa
1
1中野総合病院
pp.820-823
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100898
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■平成14年からマイナス改定に移行
まず平成14年4月の改定について述べよう.この時初めて,診療報酬の本体が1.3%引き下げられた.高度の技術を要する手術は前年度の件数実績と施設基準次第で手術点数が70%の減額になることもあるという方式はこの時からである.薬価改定等の1.4%と加えて,2.7%の引き下げとなった.
次に平成14年10月に高齢患者の窓口負担が原則1割(高額所得者は2割)となり,窓口負担限度額も低所得者を除き,見直しとなった.他にもいろいろとあるが割愛する.そして平成15年度には特定機能病院でのDPC(Diagnosis Procedure Combination)実施が決められ,7月から全面実施となった.そして平成16年度を迎える.
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