連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第105回
東海大学医学部付属八王子病院
井上 智史
1
1株式会社山下設計本社第二設計本部設計部
pp.608-613
発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100654
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計画の概要
八王子市を中心とする南多摩医療圏は,病床数は多いものの,その多くは精神病床,療養病床であり,一般病床に関しては東京都平均を下回っている状況にあった.
八王子市では,かねてから市の中核的役割を果たす病院の誘致に取り組んできたが,東海大学がその要請に応えて,4番目となる付属病院を建設することとした.
こうした経緯から完成した本施設は,「科学とヒューマニズムの融合」を目指した東海大学医学部創設の精神をもとに,医療を取り巻く社会状況の変化の下で,質が高く,かつ本来の意味でのホスピタリティをもつ「患者本位の医療」を提供する21世紀型の病院とすることを目指した.併せて,大学付属病院として,クリニカル・クラークシップなどの臨床教育を実践する場とすることを目的としている.
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