連載 病院管理フォーラム
事務長の病院マネジメントの課題 急性期病院の立場から・22
夜明け前の病院経営戦略を創造すべし
鈴木 紀之
1
Noriyuki Suzuki
1
1筑波メディカルセンター病院
pp.62-64
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100750
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筆者の最終稿となる今回は,直近で終了したばかりの病院機能評価受審報告なども織り交ぜながら,筆者たち事務部門が病院経営において取り組むべき戦略について,考察を進める.3回の連載を通じて成功例,模範例の紹介報告に至らぬことは,汗顔の限りであるが,身近な例から,少しでも日々の戦略策定に参考となれば幸甚である.
●病院機能評価をテコとした「ヒト」,「モノ」,「情報」活性化戦略
既報の通り,筑波メディカルセンター病院は,今回病院機能評価(以下,機能評価)認定の更新受審をした.認定期間5年の歳月は,展開急な現状の病院運営においては,様々な意味合いを持つ.受審の中核になる当院のメンバーも大きく変わり,初回受審の経験を共有できるスタッフも驚くばかりに少なかった.
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