連載 救急医療研修─臨床研修必修化に伴う研修医の受け入れ体制をどうするか・4
岡山大学医学部付属病院救急部における卒後臨床教育
氏家 良人
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1岡山大学大学院医歯学総合研究科救急医学分野
pp.150-153
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100566
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平成16年度から臨床研修が必修化される.これまで卒後研修の中心であった大学付属病院から研修医は魅力ある研修施設へ流れる可能性がある.巷では大学病院,特に国立大学付属病院は卒後研修において“負け組”になる可能性が高いと言われている.
岡山大学医学部付属病院では,病院長がセンター長を務める卒後研修センターが中心となり,平成14年度研修医から,16年度を想定した研修プログラムを作成し,研修を開始した.14年度は7名のスーパーローテーション希望研修医がそのプログラムに沿って研修し,15年度は20名弱の研修医に対して,厚生労働省の最終的研修プログラムに沿った研修を行うことになっている.こうして,16年度の必修化を迎える準備を整えているが,救急部の研修に関して岡山大学医学部付属病院の取り組みを述べることとする.
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