特集 持つ病院,持たざる病院―法人制度から資金調達まで
将来の医療法人の姿―第 5 次医療法改正案を中心に
山下 護
1
1厚生労働省医政局指導課
pp.446-450
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100308
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平成 17 年 7 月に医業経営の非営利性等に関する検討会(座長:田中滋 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授)において,「医療法人制度改革の考え方~医療提供体制の担い手の中心となる将来の医療法人の姿」の報告書(以下「非営利報告書」という)がまとめられた.また,非営利報告書に沿って,平成 18 年の医療制度改革の柱の一つである「良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律案(以下「第 5 次医療法改正案」という)」が第 164 回通常国会に提出されたところである(平成 18 年 2 月末現在).
本稿では,非営利報告書に沿いながら立案された第 5 次医療法改正案について,医業経営の非営利性等に関する検討会(非営利検討会)で行われた議論を踏まえ,微力ながら解説を試みたい.
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