特集 個人情報保護法と病院
病院における個人情報漏えいなどへの対応
松吉 威夫
1
1西神田法律事務所
pp.283-286
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100270
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医療は,必然的に患者のプライバシーにかかわるものであり,医師ら医療従事者が守秘義務を負うのはいわば自明のことと考えられ,秘密漏示に関する罰則も定められている.
しかし,近年,個人情報に対する関心と保護の要請はますます高まっており,2005年4月からは,個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」という)が全面的に施行される.本稿は,個人情報に関する法的問題点のうち,特に病院等の医療機関において留意されるべき点を検討するものである.
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