連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第134回
民間急性期病院2題
医療法人秀和会 秀和綜合病院
pp.266-269
発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100197
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秀和綜合病院は,1981年に開設された春日部秀和病院を移転新築した地域中核病院である.敷地は,北側を駅から続く住宅地に接し,三方は水田に囲まれる良好な環境に恵まれている(写真1).計画にあたり,街の方々が病院施設という枠を超えて気軽に訪れることができる,地域に開かれた親しみある病院づくりを目的とした.これは,信頼できる医療サービスの提供とあわせ,地域と密着した病院のあり方を示し,“人にやさしい”そして“環境にやさしい”エコホスピタルをコンセプトとしたものである.
■シンボル空間としての“ホスピタルモール”
病院の中にコンビニやレストランなど,街を取り込むホスピタルモールをエントランスから中庭まで,長さ50m,幅15m,高さ12mの大空間として病院の中心に設けた.
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