特集 病院にとって「患者の視点」とは
医療提供体制における「患者の視点の尊重」とは
原 勝則
1
1厚生労働省医政局総務課
pp.883-886
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100106
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■来年の改革は「患者の視点」に立って検討
平成15年8月の「医療提供体制の改革のビジョン」では,「患者の視点の尊重」ということが三本柱の一つに挙げられている.平成18年の医療制度改革に向けて,社会保障審議会医療部会では,幅広い視野に立って検討を進めているが,検討にあたっての基本的な認識は,「患者の視点に立った,患者のための制度改革」に徹していくということである.
医療法をはじめ制度の面から,それをどう変えていくか.患者の視点でニーズや問題点を捉え,どう制度を変えていくかという取り組みを進めている.
そのためには患者や国民の意見をよく把握することが肝要である.このため,医療部会で2月に論点を整理した段階で,厚生労働省のホームページに「ご意見募集」として,幅広く国民の皆さんからの意見を集めたこともある.
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