連載 Q&Aで学ぶ医療訴訟・5
自己決定権
田邉 昇
1,2
1中村・平井・田邉法律事務所
2医師
pp.424-426
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100015
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
Q19歳の女性が,卵管子宮外妊娠破裂により救急車で搬送されました.輸血を伴う手術が早急に必要ですが,両親がエホバの信者で,両親は娘も信者だと言い張り,セルサーバーを使用した自己血輸血についても拒否しています.輸血できずに見殺しにして良いのでしょうか.
A 本人に説明して輸血を行うべきです.本人の意思が明確でない場合や緊急時は輸血してでも救命するべきです.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.