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読者の声/第9回リハビリテーション医学会印象記
pp.255
発行日 1972年8月9日
Published Date 1972/8/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104242
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第9回リハビリテーション医学会印象記 昭和47年5月25,26日於横浜市
今回の第9回日本リハビリテーション医学会に出席して各々の立場からそれぞれに感ずるところは多々あったことと思う.
当医学会は過去数回にわたりPT・OTの問題についてとりあげてきたが,その多くが教育養成にしぼられていた.その点今年はシンポジウムで医師の役割にちなみチームを構成する各職種の役割にふれられていたことで,われわれの存在が改めて意識された第一歩であるかと思える.
それにしても表面化されたPT・OTの活躍ぶりは例年に劣らず無に等しい.またリハビリテーションをとなえる精神科分野の静寂さには淋しさをこえた不安さえある.リハビリテーション医学会は唯々のものでその対象分野は何々なのかと事実改めて考えさせられた.
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