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編集後紀
冨岡 詔子
pp.206
発行日 1988年3月15日
Published Date 1988/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103995
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冬将軍を実感しないうちに,早くも3月.暖冬の季節は,嬉しいような物足りないような,中途半端な感覚を残して,春一番を迎えさせてくれました.3月が慌ただしい年度末なのも,日本人の季節的な身体リズムに合っているような気がします.
さて,今月は感覚統合療法の特集です.「療法」という以上は,必ず効果と限界をもつという編集子の考えから,今回のタイトルにしました.が,感覚統合療法は,佐藤剛氏も述べているように「名前のみが一人歩きし,正式な方法で実践している人が非常に少ない」こともあり,新しい療法が登場するときのさまざまな試練に直面しているのかもしれません.同氏の総説的な論文には,この療法の全体的な位置づけを正しく理解するための豊富な資料が含まれています.
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