プラクティカル・メモ
片手用万能みじん切り器固定スタンドの試作
岩渕 智恵子
1
,
風間 忠道
1
1国立療養所東埼玉病院
pp.712-713
発行日 1986年10月15日
Published Date 1986/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103661
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1.はじめに
ADL訓練において,脳卒中片麻痺患者,とりわけ家庭復帰をゴールとした主婦の場合,家事動作訓練が特に重要となる.その際に問題となるのは,両手動作の障害である.つまり,固定と操作の両方を健側上下肢のみで行わなければならないということである.
今回報告する「万能みじん切り器用固定スタンド」は,家事動作のなかでも,調理(みじん切り)において,市販の万能みじん切り器(チリス社・スイス製のチリス・フッド・チョッパー)を使用する際の固定の問題を解消し,健側上肢のみで,容易にみじん切りが行えるように,工夫したものである.
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