特集 理学療法・作業療法カリキュラムの検討
座談会/変貌するPT・OT教育
冨岡 詔子
1
,
金子 誠喜
2
,
古川 昭人
3
,
高橋 正明
4
,
大喜多 潤
5
1信州大学医療技術短期大学部
2国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院
3熊本リハビリテーション学院
4北海道大学医療技術短期大学部
5玉津福祉センター
pp.244-258
発行日 1984年4月15日
Published Date 1984/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103072
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国公立医療技術短期大学部にPT・OT学科が開設され始めて,早,4年.この医療技術短大の存在は従来の専修学校,専門学校で行われて来たPT・OT教育のあり方を改めて見直す機会を与えているようである.
特にカリキュラムの問題は,医学の進歩,疾病の多様化,職域の拡大などにより,時間数をふくらます要因を抱えていながら,PT・OTのカリキュラムは指定規準をはるかに上まわり,それらを包括するにはあまりにも過密すぎる.加えて専修学校・専門学校と比較して,大学・短大の自由なゆとりのある教育をめざす環境の中で,医療技術者としての養成にどこまで学校が責任を負うべきなのか,どこまでそれが可能であるのか,教育に携わる先生方は一様に試行錯誤を繰り返えされておられることと思う.
今回はこの“変貌しつつあるPT・OT教育”について,専修学校・医療技術短大の先生方にお集りいただき,御意見を伺った.(編集室)
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