Japanese
English
特集 内部障害
心筋梗塞の運動療法
Therapeutic Exercise for the Post Myocardial Infarction Patients
山田 純生
1
Sumio YAMADA
1
1聖マリアンナ医科大学付属病院
1St. Marianna University Hospital.
pp.437-444
発行日 1983年7月15日
Published Date 1983/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102884
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はじめに
近年我が国においても心筋梗塞に対する早期リハビリテーションの開始の重要性が認識され,その研究も盛んに行われるようになっている1,2).しかし,その多くは急性期から亜急性期における早期離床,早期退院にむけてのADL管理や早期の運動負荷試験に関するものであり,積極的に体力の回復を目差したプログラムについてはこれからの研究に期待される点が大きい.
一方,この分野の先進国である米国では既によく整った早期の運動プログラムが施行されており,参考となる事も多い.
そこで本稿では,米国における運動療法―特に亜急性期から慢性期への移行期における運動療法について,その基本的な考え方,実際および効果について概観し,あわせてプログラム設定に際しての留意点についても述べることにする.
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