とびら
リハビリテーション医学と人間関係
緒方 甫
1
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
pp.545
発行日 1981年6月15日
Published Date 1981/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102413
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近年,医学の分野にもコンピューターが導入され,精巧な新しいME機器もぞくぞく登場してきた.しかし,いかに,これらの機器が進歩しても,治療の根幹は,人間が診断し,治療を行うことは申すまでもない.
従来,リハビリテーション医学発展のネックの一つとしてスタッフ,すなわちリハビリテーションに従事する人間の不足があげられてきた.これも,理学療法士,作業療法士の養成校が急増し,質的の面はともかく,量的にはかなり充足しつつある.医師も,卒前教育などに問題を有しながらも,昨年度,ようやく,日本リハビリテーション医学会認定の専門医が誕生した.この人間の不足の問題は将来,改善されるであろう.
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