ひどら
人間関係
大重 匡
1
1鹿児島大学医療技術短期大学部理学療法学科
pp.659
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103837
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病院・施設に就職した卒業生が就職後1年で就職先を変えてしまうケースが数件ある.原因は,スタッフとの人間関係,金銭関係,就職時の条件と実際とのギャップなどさまざまな要因が重なったためであろう.私も,就職先の変更を,就職して間もないころ考えたことのある一人であるので,私のケースを取り上げて私なりの対処法を述べてみたい.
私は西郷隆盛の誕生の地である鹿児島市の加治屋町で,長男として育った.大学受験では共通一次テストが初めて導入された年に鹿児島大学を受験し,おそらく理学療法士の学校に行かなければ,大学卒業後鹿児島の企業に就職し,地元を離れること無く生活していたであろうが,「就職は200%だ!」という親の勧めによって理学療法士の学校に進学した.卒業後は東京の病院に就職した.
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