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特集 脳性麻痺
脳性麻痺児に対する外来的療育指導のあり方―肢体不自由児施設と通園施設の立場から
Practical System of Care and Treatment Service for Cerebral Palsied Outpatient
平田 孝子
1
,
一徳 幸子
2
Takako HIRATA
1
,
Sachiko ITTOKU
2
1福岡県立粕屋新光園
2福岡市立あゆみ学園
1Shinkō-en, Prefectural Hospital for Crippled Children in Fukuoka.
2Ayumi-Gakuen.
pp.549-554
発行日 1978年8月15日
Published Date 1978/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101732
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Ⅰ.はじめに
脳性麻痺(以下CPと言う.)に対する治療体系は,Bobath法,Vojta法等の導入により,年年幼少化され,肢体不自由児施設においては,単独措置入園から,母子入園,通園,と幅広い範囲で療育が進められ,また,各地に学齢前CP児を対象とする通園施設が設立され早期療育体系が定着しつつある.
今回,CP児の外来的療育指導のあり方についてテーマをいただいたが,これら早期療育体系の整った先進的施設とその治療内容が数多く紹介される中で,福岡県はまだまだ遅れている点も多い.著者らの経験を通して,肢体不自由児療育施設である福岡県立粕屋新光園と,肢体不自由児通園施設である福岡市立あゆみ学園という2つの違った立場より,外来的療育のあり方について考えてみたい.まず,両施設の実状より紹介する.
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