精神科作業療法の展開
コメント:「精神分裂病のリハビリテーション(1)」を読んで
鈴木 明子
1
1府中リハビリテーション学院
pp.648
発行日 1975年9月15日
Published Date 1975/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101083
- 有料閲覧
- 文献概要
富崎和子さんが都立世田谷リハビリテーションセンターで受持たれた依頼者の治療過程の初回分を読んだ.センターもさることながらディケァ部門は依頼者の行動半径(家庭・職場その他)に合わせて情報を得たり,時間的には過去も未来も係ってくるので大変な責任分担である.
このセンターのような機能を果している所は全国でも2カ所位というから特殊な説明も加えなければならないし,尚更書き出しが難しかったのではないかと想像する.にも拘らず,必要な資料を整えて見事に纏め上げられた.特に記号(番号)を巧みに用いて読み易く構成した点もご立派としかいいようがない.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.