特集 PT・OT教育の現状と課題
私の卒後教育
前田 信子
1
1こども医療センター
pp.31-34
発行日 1975年1月15日
Published Date 1975/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100950
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我が国に初めてのリハビリテーション学院が設立されて10年の歴史をきざみこんだ.私も今や卒後7年すぎ,卒業した頃をたどるのも困難になりつつある.今回与えられたテーマは「私の卒後教育」であるが,何を積み上げてきたであろうか疑問であるし,記すに足らないと思うが,過去の経験をもとに述べ,卒業したての人,卒業を控えている人の今後の参考になれば幸いである.
本人側から卒業後どうのぞむべきか.
世の中の歴史に伴いOT,広くはリハビリテーションチームの役割も変ってきている.その変化に遅れないよう常に情報を収集し,自分自身のものとして身につけてOTサービスに役立てる.OTとして何が出来るかを前向きに考えていくこと.10年前に学院で教えられたことは一部訂正が必要になってきているかもしれない.以上のことから柔軟性と広い窓口をもって日頃のぞむことが大切と考える.
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