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書評
John E. Sarno, Martha T. Sarno著 福井圀彦(七沢病院部長),笹沼澄子(都老人総合研究所室長),竹内愛子(七沢病院),物井寿子(虎の門病院),稲枝道子(伊藤病院)共訳―脳卒中問答―患者理解からリハビリテーションまで
STROKE: the condition and the patients
永井 友二郎
pp.625
発行日 1973年8月15日
Published Date 1973/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100688
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私は日頃開業医という患者や家庭に近い立場にいるので,医師は抽象された病気をみるのでなく,現実に目の前にいるその病人をよくみなければならないと,自分にいいきかせ診療してきた.
このことは,いうことはやさしいが実際に実践することは容易でない.日本の医学は,大学を中軸とし,また専門化,細分化の方向を主流として動いているので,病人をその家庭や社会背景のなかで,病めるこころをもつ存在として総合的にみてゆく伝統は極めて少ない.
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