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私の職場
厚生年金玉造整形外科病院
Koseinenkin Tamatsukuri Orthopaedic Hospital
福本 安甫
,
竹内 由里子
Yasuho FUKUMOTO
,
Yuriko TAKEUCHI
pp.430-432
発行日 1970年12月9日
Published Date 1970/12/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100386
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整形外科病院からリハビリテーションの充実へ
昭和20年11月24日当院は,旅館を買収して設立され,当時の木造建築に改築・増築を加えて今日のように,敷地1万1274m2),総床面積1万3769m2),病床341床(82室),職員総数190名という大規模な病院に成長してきた.単科病院として特異な存在を示し,わが国整形外科領域の開拓に寄与したことは言うまでもない.また開設当時よりこの病院とともに生きてこられた,塩津徳政院長は,昭和34年4月欧州各国の視察に出られ,当院に数多くの新しい知識を導入された.特に,リハビリテーションに注目し,1日も早く日本に普及させる必要があると考え,翌年現在の大塚哲也副院長を担当医として,リハビリテーション部を開設し,当初は温泉を利用し,各種の理学療法・作業療法を系統的,積極的に行ないその効果を上げてきた.
このようにして当院は整形外科を中心とし,リハビリテーションの充実した特殊病院として,施設の充実が行なわれ,昨年6月には建築面積761m2),延面積2146m2),3階建のリハビリテーション訓練棟が完成した.また特長としてリハビリテーションと密接な関係のある義肢科を持ち,適正な義肢装具の作製を行なうなど,その効果をより以上に高めている.
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