創刊50周年記念特集 今日の耳鼻咽喉科/治療のコツと全身管理
リハビリテーション
難聴児の診断と扱い方
石沢 博子
1
1福岡県医師会視聴覚研究所
pp.939-940
発行日 1978年10月20日
Published Date 1978/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208810
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診断
難聴を訴えて乳幼児が受診した場合,まず難聴の有無と聴力損失の程度を判定する。日常生活における種々の音に対する反応状態と言語発達の状況について問診し,さらに楽器やネオメーターなどを用いてスクリーニング検査を行なつた後,患児の年齢に応じて聴性行動反応聴力検査,条件詮索反射聴力検査,遊戯聴力検査,標準純音聴力検査などの方法を用いて聴力損失程度を判定する。上記検査方法を用いて判定困難な場合は電気生理学的な方法(誘発反応聴力検査,蝸電図など)を併用して判定する。
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