薬剖
Neomyson顆粒の耳鼻咽喉科領域における使用経験について
川嶋 達雄
1
,
荒木 昭夫
1
1国立小児病院耳鼻咽喉科
pp.229-239
発行日 1970年3月20日
Published Date 1970/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207440
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Ⅰ.緒言
各種の抗生物質が発見,使用され始めて相当の年月を経たが,それぞれに対する欠点も少なくない。それを補うべく種々な日進月歩の研究が行なわれている。
Cutlerらによつて合成されたThiophenicolはChloramphenicolの同族体であり,今般エーザイ株式会社より発売されたNeomysonはその製品名である。今回その顆粒が提供され,われわれはこれを耳鼻咽喉科領域の化膿性疾患に使用して,つぎの治験例を得たのでここに報告する。
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