特集 形成と機能訓練
機能訓練
難聴幼児に対するテープレコーダによる集中的聴能訓練と聴力の保存
角田 忠信
1
,
早川 泰子
1
1国立聴力言語障害センター聴能課
pp.1391-1402
発行日 1966年12月20日
Published Date 1966/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203705
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Ⅰ.はじめに
第二次大戦後Audiologyが急速に発展し,聴覚のメカニズムが解明されると共に,オーディオメータや補聴器が性能の良いものとなり今までろう児として一括されて教育されていた聴力障害児が,その程度に応じて分類されるようになり,難聴児の教育法がろう教育とは異なつたものであるべきことが,強調されるようになつた。
難聴児教育の主要な方法は,聴能訓練である。聴能訓練は聴覚からの言語の受容能力を増し,残聴をCommunicationの道具として活用できるようにすることである。
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