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米国におけるレジデント生活と習練
広瀬 肇
1
,
小林 武夫
2
1東京大学医学部耳鼻咽喉科教室
2ニューヨーク大学耳鼻咽喉科
pp.673-675
発行日 1964年7月20日
Published Date 1964/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203295
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米国のresident制度について自分の経験から何か書くようにとの事でありますので,制度そのものの概要とそれに関する二,三の感想もできれば添えてみたいと思います。経験,感想とも,人により場所によつて随分異るだろうと思いますが,ここではあくまで自分の属している,New York大学(以下N.Y.U.と省略)のことに限つて書くつもりであります。resident制度を語る前に,米国医療制度の特徴を簡単に整理してみますと,1)専門医制度の確立,従つて専門医資格試験が要求される。(資格がなくとも開業することもできるが,収入その他の面で有資格者とは差がある)
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